ネット社会と言っても最近はもっぱらSNSのことを指しているように思える。
過去のネット社会は大きな大陸のイメージで、2021年現在のネット社会は孤島だ。
しかも、クセの強いガラパゴス諸島のような孤島である。
そのガラパゴス諸島は独自の進化を遂げて、いまや「空気を読む」機能まで実装されてきた。
何を言っているのかと言うと、YouTubeでもInstagramでもFacebookでも、関連情報がサジェスト(提案)されるのだ。
例えば、興味本位で見た動画に関連した内容の動画が次々と目の前に飛び込んでくる。
これによって似たような動画がどんどん表示されてくるがその信憑性や品質は多種多様である。
さらに芋づる式になって次々と見た動画の関連動画が表示されることになり世界観がどんどん狭くなっていく。
こうして偏ったもしくはいびつな世界観が出来上がりそれに囚われどんどんのめりこみそこから這い上がれなくなっていく恐れがある。
空気を読むと言うのはこういう事なんだなぁと感じたのでした。